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バラには数千の種類があり、精油に用いられるオールドローズだけでも数百の種類があります。その中でも、香料や、アロマテラピー(治療)に用いられる精油は、殆どが、下記の3つの原種に近いオールドローズから作られます。
■Rosa damascena(ロサ・ダマアスケナ)
■Rosa centifolia(ロサ・ケンティフォリア)
■Rosa alba (ロサ・アルバ)
そして、世界中の精油抽出用に栽培されているバラの中で、最高峰の品質を誇るのがブルガリアの「ローズドリナ(バラの谷)」で育った「ダマスクローズ」です。
「ダマスクローズ」は、トルコ・モロッコ・イランなどでも生産されていますが、「ローズドリナ」で栽培されたダマスクローズは他の地域よりも精油成分が多く、バラ本来の香りを代表するといわれます。しかもその品質は、ブルガリアに「ダマスクローズ」がもたらされた3世紀以上も前から確実に保たれ、現在も国の指導の下、厳しく管理されています。

ローズドリナは、日本で言うと北海道の富良野と同じ緯度にあたり、冬は寒さが厳しく、バラの開花時期(5~6月)は多湿になります。しかし、傾斜地が多いため、水はけが良く、バラの栽培にはとても適した地形です。また、土壌もpH5~6という弱酸性で、綺麗な水にも恵まれ、更に、開花期には曇天が多く、強い紫外線を浴びません。それは、芳香成分を揮発させないばかりでなく、紫外線から花を守るワックス成分の膜も増やしません。
このように、バラの栽培にとってあらゆる条件を備えたローズドリナは、世界中でも類を見ない、良質のバラを生産できる地域であるとともに、ローズドリナで栽培されたダマスクローズは、“神からの贈り物”とさえ言われています。 |
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バラの収穫は、毎年5月中旬から、わずか1ヶ月の間に行われます。しかも、5時から11時の間に摘まれます。何故なら、日が昇ると香りが蒸散してしまうからです。開花したばかりのエネルギーに満ち溢れたバラを素材にすることで、芳香の強いエッセンスを抽出することが出来ます。
更に、蒸留所は、農園からできるだけ近い場所に作られていて、精油は、最高の状態で抽出されます。しかも、その精油は、5トンのバラの花から1kgしか抽出されません。たった1滴の精油には、120個のバラの花が必要です。
このように、50本分のバラから、わずか0.2mlしか取れない精油は、金よりも、プラチナよりも高価だと言われ、今も尚、ブルガリアの首都、ソフィアにある国立研究所で、品質認証を受けています。

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