2014.2.1更新Vol.1

読んで 学んで 美しく Skincare Training Room スキンケアトレーニングルーム

毎日、何気なく使っている化粧品。同じステップで繰り返すお手入れ・・・。シワやシミなど気になる肌トラブル・・・。果たして、私たちは正しいスキンケアができているのでしょうか?“名前より先に肌質を記憶する!”ドクターラインのビューティトレーナーが、スキンケアの豆知識や、コスメ選びのコツをご紹介します。

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Lesson.1『スキンケアの意味と役割〜肌の仕組み〜』

スキンケアの意味や役割を理解するためには、まず初めに『肌の構造と機能』を知っておくことが重要です。肌の構造や機能は、美肌のみならず疾患肌とも密接に関係していて、「肌の仕組み」を知ることは、健康で美しい肌作りへの第一歩です。

Point1 肌の構造をみてみましょう。

 皮膚(肌)は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3つに大きく分けられ、スキンケアと深く関係しているのは一番外側にある表皮です。
表皮は細胞が何層も重なり合った構造で、厚さは約0.2mmです。そして、下から“基底層”、“有棘層”、“顆粒層”、“角質層”の4層から成り立ち、常に新陳代謝を行っています。表皮細胞は基底層で生まれ、下から基底細胞→有棘細胞→顆粒細胞→角質細胞と形や働きを変化させていきます。
このように、細胞がその役割に合わせて形や働きを変化させることを分化といい、表皮細胞は分裂と分化を繰り返し、最後に「角化」という現象を起こし垢となってはがれ落ちます。最後に垢となってはがれ落ちていく死んだ細胞が積み重なっているのが、一番外側にある角質層です。
角質層は厚さがラップ1枚ほどの非常に薄い層ですが、角化した細胞がレンガのようにびっしりと積み重なり、その間をレンガとレンガをつなぐセメントのように「細胞間脂質」で埋められています。また、角質層の外側、つまり皮膚の上は、皮脂腺から出た脂と汗などが混じり合った天然のクリーム皮脂膜で保護されています。
角質層は約15層が積み重なっていて、一番外側から少しずつ「垢」となってはがれ落ちていきます。
このように、基底層で生まれた表皮細胞が角化によって角質層になり、垢としてはがれ落ちる事を『ターンオーバー』と呼びます。

Point2 皮膚の機能をみてみましょう。

 我々の身体の最外層で、外からの攻撃から戦いながら内側を保護してくれているのが皮膚です。その皮膚の中でも一番外側にある角質層のもっとも重要な働きは「バリア機能」です。
人間の真皮の約70%は水分で、ヒアルロン酸やムコ多糖類が水分を保持しお肌のハリを保っています。もし角質層というラップのような役割をする膜がなかったら体の水分は蒸発し、私たちの身体はミイラのようになってしまいます。

また体外からは、ウイルスや細菌などの微生物、紫外線や気温変化などの物理的刺激、タバコの煙やホコリ・化学物質・アレルゲンなど様々な攻撃を肌に受けています。その攻撃を防いでいるのも、バリアとしての角質層の大事な役目です。このような角質層のバリア機能を助けることが、スキンケアの主な役割となります。また、基底層には紫外線からお肌を守るメラニンを作り出している「メラノサイト」、有棘層には外敵からお肌を守るためにお肌の中をパトロールしている「ランゲルハンス細胞」が存在しています。
たった厚さ約0.2mmの表皮にもこんなしくみとはたらきが備わっているのです。そして、この表皮の質によって、お肌の美しさも健康も左右されます。

 私たちの身体の最前線で外的と戦い、また内側を安全に守るべく最外層の膜として存在している皮膚。私たち女性にとっては、まるで頼れるパートナーのようです。もちろんパートナーは常に素敵で強い存在で居てほしいもので、その為にも、日頃のコミュニケーションが大切という事でしょうか。
コミュニケーションの時間を大切にするように、お肌のケアの時間も大切にしたいものですね。

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