2014.9.5更新Vol.6

読んで 学んで 美しく Skincare Training Room スキンケアトレーニングルーム

毎日、何気なく使っている化粧品。同じステップで繰り返すお手入れ・・・。シワやシミなど気になる肌トラブル・・・。果たして、私たちは正しいスキンケアができているのでしょうか?“名前より先に肌質を記憶する!”ドクターラインのビューティトレーナーが、スキンケアの豆知識や、コスメ選びのコツをご紹介します。

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Lesson.3『季節に応じたスキンケア〜紫外線の傾向と対策〜』

スキンケアには汚れを取り除くマイナスのお手入れと水分や油分・栄養分を与えるプラスのお手入れがあります。 今回はマイナスのお手入れ「落とすスキンケア」について記します。
まず最初に、肌の汚れにはどのようなものがあるのか?改めてみてみましょう。

Point1 「皮脂」と「皮脂膜」について

「毛穴が目立つ肌」の主な特徴とは?
肌の汚れは@生理的な汚れ・A空気中からうける汚れ・B化粧品による汚れ の3種に分類できます。
@ 生理的な汚れ(皮脂・汗・古い角質・常在菌)
肌の表面では、分泌された皮脂と汗が混じり合い肌表面に広がることにより、水分の蒸散を抑えて肌荒れを防いだり、細菌の侵入を防いだりして肌を保護しています。 しかしながらこれらの成分は、紫外線や空気の影響を受け酸化するなど変化し、痒みやかぶれを起こす原因となり、異物・汚れに変わります。 また、ターンオーバーによって、垢となってはがれる古い角質や常在菌も汚れとして取り除く必要があります。
A 空気中からうける汚れ(ちり、ホコリ、など)
排気ガスや煙、ホコリ、細菌などが空気中には数多く浮遊しており、これらが肌の脂分、水分、化粧品などに付着し汚れとなります。
B 化粧品による汚れ
化粧品も、使用してしばらくの間は清潔で、肌にうるおいを与えたり美しく魅せるためのものですが、油分や水分その他種々の成分が含まれていますので、やはり紫外線や空気によってしだいに変化を受け、見えないゴミなども付着して肌に不必要なものとなります。

この3つの汚れを、マイナスのお手入れで取り除いてあげる必要があります。

では次に、マイナスのお手入れについてその意味や方法についてみてみましょう。

Point2 「PA」と「SPF」を正しく理解し選びましょう

「マイナスのお手入れ」とは
マイナスのお手入れとは、「落とすスキンケア」のことを指します。
「落とすスキンケア」は、先に述べた肌表面の酸化した皮脂や汗・古い角質・常在菌などの生理的な汚れ、ちりやほこり等を含む空気中の汚れ、メイクアップ化粧品などを落す肌のお手入れの基本のケアとなります。

一日を過ごした肌は、ほこり、タバコの煙、車の排気ガスなどの汚れが、皮脂や汗、ファンデーションなどと混ざり合い、肌の表面を覆っている状態です。 これを放っておくと、紫外線や空気などの影響を受けて肌上で成分が酸化したり、常在菌の餌となって菌を増殖させてしまう事になります。
その結果、肌荒れや痒みを引き起こし、また肌の新陳代謝が悪化し、肌がより敏感になるだけでなく、くすみやニキビなどトラブルの原因になります。
面倒と感じても、必ず寝る前と朝には顔の汚れを、自分の肌にあった洗顔料と、正しい使用方法で取り除くことが大切です。

マイナスのお手入れにはクレンジングと洗顔の2ステップがあります。
@クレンジングとは
クレンジングは、石けんや洗顔フォームなどの洗顔料だけでは完全に落とす事のできないメークアップ化粧品を落とすために使用します。 よってクレンジングには、メークアップ化粧品や皮脂などの油汚れを落とすために、溶解性の高い油性の原料が主成分として使われています。 代表的な油性成分としては、流動パラフィンやスクワランなどの炭化水素系やエステル油などの液状油です。 溶解性の高い油性の原料が主成分として使われている主なクレンジング剤は、ふきとりタイプのクレンジングクリーム、洗い流すタイプのクレンジングクリーム、クレンジングオイルなどがあります。
ふきとりタイプのクレンジングクリームは油性の汚れを溶かす半面洗い流す事ができません。洗い流すタイプのクレンジングクリームは、汚れとクリームをなじませる間に水分が蒸発し、油性の汚れを溶かし出します。親水型乳化剤を配合しているので、水で洗い流す事ができます。 ふきとりタイプのクレンジングクリームもい流すタイプのクレンジングクリームも油を含むクリームでマッサージするようにして皮溝の汚れを浮き出させ取り除きます。
また、液状のオイルクレンジングは油性成分に界面活性剤を溶解させたタイプで、界面活性剤が水になじむので、洗い流すことができます。 その他、お肌の弱い方や、油分が少ないパウダーファンデーションやリキッドファンデーションをお使いの場合は、拭き取り用のクレンジングローションがお勧めです。 クレンジングローションをコットンに取り、お肌の内側から外側へ向かって優しく拭き取ります。
どのタイプのクレンジングを用いる場合でも、小鼻の横やあごのライン 髪の生え際など クレンジング残しが無いように注意しましょう。また前述のように拭き取りタイプや洗い流しタイプなど使用方法もクレンジングのタイプによって異なります。 使用前には、製品に記された使用方法を良く確認して使用することも重要です。

A洗顔とは
美肌を保つためには、肌を清潔にすることがとても重要になります。
洗顔は、不要なメークアップや酸化した皮脂をクレンジングで取り除いた後、石けんやフォームを使って肌のキメに残る汚れを綺麗に洗い流す以外にも、クレンジング剤を肌に残さないために必要なお手入れでもあります。
このスキンケアの基本「洗顔」において、重視しなければいけない事は、『汚れだけを落として肌に必要な成分まで流さないようにする』という事です。
汚れと一緒に必要な皮脂まで洗い流してしまうと、シワの原因となる乾燥肌へと変化してしまします。また、肌がずっと乾燥状態におかれると、今度は潤いを補う目的で皮脂分泌が活発になり、逆に吹き出物やニキビに悩まされます。
美肌のためには、皮脂バランスを崩さない洗顔方法が必須です。 面倒と感じても、必ず寝る前と朝には顔の汚れを、自分の肌にあった洗顔料と、正しい使用方法で取り除くことが大切です。
特に、これからは気温や湿度の変化が激しく、急激に乾燥する季節に変ります。
敏感肌の方や乾燥が気になる方は、洗浄成分を最小限に抑えながら、美容成分や保湿成分を配合した洗顔料の使用がおすすめです。 洗顔時の摩擦ダメージも抑えるために、「泡の質」にもこだわって、洗顔料を選んでくださいね。

つい、化粧水や美容液など「プラスのお手入れ」を重視しがちですが、 汚れをきちんと取り除いたきれいな素肌状態でなければ、水分や保湿成分、また貴重な栄養成分を補うことはできません。
お手入れの基本、ファーストステップは、落とすこと=「マイナスのお手入れ」です。
肌環境が変化するこんな時期だからこそ、汚れを落とすこと・マイナスのお手入れを見直し、美肌を保ちましょう。

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