2014.10.24更新Vol.7

読んで 学んで 美しく Skincare Training Room スキンケアトレーニングルーム

毎日、何気なく使っている化粧品。同じステップで繰り返すお手入れ・・・。シワやシミなど気になる肌トラブル・・・。果たして、私たちは正しいスキンケアができているのでしょうか?“名前より先に肌質を記憶する!”ドクターラインのビューティトレーナーが、スキンケアの豆知識や、コスメ選びのコツをご紹介します。

  • vol1
  • vol2
  • vol3
  • vol4
  • vol5
  • vol6
  • vol7
  • vol8
  • vol9

Lesson.3『季節に応じたスキンケア〜紫外線の傾向と対策〜』

スキンケアには汚れを取り除くマイナスのお手入れと水分や油分・栄養分を与えるプラスのお手入れがあります。 前回はマイナスのお手入れ・落とすスキンケアについてお話しましたが、引き続き今回は、プラスのお手入れについて記します。

Point1 「皮脂」と「皮脂膜」について

「角質層」の機能を補助するプラスのお手入れ
Lesson.1でお話しましたが、私たちのお肌には最外層で外からの攻撃と戦い、内側を保護してくれる機能が整っています。
その中でも一番外側で「バリア機能」という重要な役割を果たしているのが角質層です。
プラスのお手入は、この角質層の機能を補助してあげる事が主な役割となります。

角質層の機能を補助するプラスのお手入を段階的にみてみると、@古い角質を取り除く A水分や油分を補う B水分蒸散を防ぐ CPHバランスを整える の基本的な4項目に分類できます。 それぞれについてみてみましょう。

@ 古い角質を取り除く
お肌の生まれ変わり、ターンオーバーがリズムよく行われず、古い角質が滞留してしまうと、お肌の機能は全体的に低下します。そこで、AHA(アルファヒドロキシ酸)を配合した製品などを使用し、古い角質を取り除くケアをする事が重要です。

無理やり角質を剥がすのではなく、滞留した角質を緩める事で、不必要な角質細胞が剥がれ、正常なターンオーバーを取り戻します。
具体的な手法:AHA配合ローションを用いた拭き取り

B 水分蒸散を防ぐ
乾燥が気になる秋から冬にかけて、特に気を付けなければいけないスキンケアです。スキンケアで与えた水分が蒸散しないように、お手入れの最後に油分を含むクリームなどでお肌を保護するケアです。
具体的な手法:油性成分の配合量が多いクリームをお肌をラップで包み込むように塗布します。

CpHバランスを整える
健康なお肌のpHは弱酸性に保たれています。 しかしながら、お肌のバリア機能が低下すると、お肌が本来持っているアルカリ性を中和する作用が弱まり、弱酸性からアルカリ性に傾いてしまいます。 アルカリ性に傾いてしまうと、有害な菌が繁殖して肌トラブルにもなりかねません。 お肌のpHを弱酸性に保つ事もスキンケアの重要な役割です。
具体的な手法:弱酸性の化粧水でお肌のpHを整えましょう。
…通常の化粧水は、弱酸性に設計されているものがほとんどです。よって保湿ケアと同時にpHも弱酸性に整っています。

前回のテーママイナスのスキンケア、そして今回のプラスのスキンケア、この基本的なスキンケアを継続することで、健康なお肌の状態が保たれます。 また、弱ったお肌もこのような基本的なスキンケアによって低下した機能が補われ、皮膚本来の働きを取り戻します。

Point2 「PA」と「SPF」を正しく理解し選びましょう

ところで、皆さん朝晩、日々繰り返すスキンケアで、一番大切にされている事はどんな事でしょうか?
『白い肌をキープしたい!』『シミを無くしたい。』『しわが増えてきて気になる』『目の下のくまが・・』
『たるみを無くしたい』・・等々、様々な肌悩みを解消する事ではないでしょうか?
市場には、シミが気になる方用,シミには・・,タルミには・・・等々、肌悩みに応じた製品が多数販売されています。多くの方は、これらの製品の中から肌悩みに応じて選択されている事と思います。
ここで振り返りたい事は、肌トラブルが起こった原因です。
紫外線,乾燥,加齢,急激なダイエットやリバウンド・・・など皮膚を取りまくさまざまな環境変化が主な原因ではないでしょうか。 皮膚は、これらの環境に置かれた時その環境変化を『いつもと違う』『緊急事態』と認識し、皮膚機能のモードを、『通常モード』から『緊急モード』に切り替えます。 その結果、現れるのが『しみ』『しわ』『たるみ』等の肌悩みとなります。
皮膚が健康で正しく機能していれば、『緊急事態』への許容範囲も広くなり、多少の環境変化にも『通常モード』で対応する事が可能です。 しかしながら、皮膚が少し弱ったり、お手入れ不足の状態では『緊急事態』への許容範囲が狭く、少しの環境変化で『緊急モード』に切り替わり、肌悩みとなる『しみ』『しわ』『たるみ』を作ってしまう事になります。  つまり、皮膚を健康な状態に保つ事が最も重要でそのためには基本的なマイナスのお手入れとプラスのお手入れを正しく行う事です。 また、すでに肌悩みを抱えた肌にも同じ事が言えます。
例えば、シミを無くしたいからと言って、シミの部分に美白用の化粧品を使用するだけでは、効率的ではありません。
基本的なお肌の機能を取り戻すケアをしっかり行った上で、悩み別のケアをしてあげる事が重要です。
基本的な肌機能の改善+悩み対策ケア が必須条件です。

ここで、私が一番皆さんにお伝えしたい事は、日々の肌の変化を感じて欲しいという事です。
私たちは、日々異なる食生活を送っています。また、湿度や気温、紫外線量、衣服等々取り巻く環境も異なります。 このような中で私たちの身体は刻々と変化しています。 つまり、肌も同じように変化していると言う事です。
朝晩のお手入れ時に、自分の肌を鏡で良く観察し、手で触れて、その変化を感じとって下さい。 そして、その変化に応じてお手入れを工夫する事でスキンケアの効果は異なります。

マイナスのお手入れにはクレンジングと洗顔の2ステップがあります。
・しっとり潤っていれば、普通のお手入れで・・・
・ちょっとカサカサしているな・・と感じたら、化粧水や乳液、クリームなど使用量を少し多めに、しっかり塗布する。
・脂っぽいな・・と感じたら、洗顔後化粧水でしっかりパッティングし、乳液・クリームなど油分を含む化粧品は少しすくなめに・・

毎日同じものを同じ量使用し、同じ手法でお手入れするのではなく、その量を加減したり塗布方法を少しかえる事が肌本来の機能を取り戻す近道となり、肌悩みを改善するケアのためにもより効率的です。 肌体力が落ちている所に、肌悩みに応じたスペシャルケアをしてもその効果が現れるまでに時間がかかります。 これ以上肌悩みを増やさないためにも、また、今ある肌悩みを改善するためにも、2回にわたってお話しました、『マイナスのお手入れ』『プラスのお手入れ』を日々の肌状態に合わせて行なってください。

PAGE TOP